アルバム感想

ALTER BRIDGE / ONE DAY REMAINS

結構聴き込んだなあ。まあいつもアルバム通して聴き込んでから感想書くわけだが、これにはそれなりに聴き込む価値が十分にあるということだ。
バンドの位置付けとしてはヴォーカルと喧嘩別れしたから、他から持ってきたというAUDIOSLAVEと似ているのではないだろうか。"open your eyes"を最初に聴いて、やはりヴォーカルの力量の違いを感じてしまったが、AUDIOSLAVE同様、聴き込んでいくうちにマイルスならではの良さも気付き始めた。
楽曲の方もRAGE→AUDIOSLAVE同様、CREEDそのままであるので馴染むのは早い。CREEDの作曲はスコットよりもマークの比重が大きかったようだ。あとは、アップテンポの曲、バラード曲の割合が増え、マークのギターソロパートも随所に盛り込まれている。よほどやりたかったんだろうな。このバンドは俺がリーダーだと言わんばかりに。
全体的にはCREED同様、力強く重みのあるサウンドが中心だが、高音域で冴えを見せるマイルスのヴォーカルのおかげで、CREEDのようなダークさは感じられない。
個人的にはアップテンポな曲が気に入っているが、アルバム最後の"the end is here"の壮大な世界観はこのアルバムを締めるに相応しいもので、これもまたお気に入り。
この作品をスコットはどういう風に捉えているんだろう。このソロ作品を聴く限り、1歩どころか、5歩くらいリードされた感はあるが。