今年のロックを振り返る(前編)

毎年のことなんだが、ロックはなぜか秋から冬にかけて発売ラッシュになる。今年もその良い例で俺はその間で9枚購入していた。しかしそのどれもが前作を下回ると言う他に類を見ないハズレ年だった。あまりにムカつくので紹介(新人除く)。
THIRD EYE BLIND 「OUT OF THE VEIN」(前作「BLUE」)
大幅ダウン。前作が良過ぎたと言うのもあるが、1曲たりとも当たり曲が無いのは反則である。持っているのも苦痛なので800円で売却。


・LIVE 「BIRDS OF PRAY」(前作「V」)
中幅ダウン。これも前作が良過ぎたとは言え、守りに入り過ぎておとなしくなってしまった。もうベテランだが、いろんなアイデアを持っているバンドだと思っていたのに。


NICKELBACK 「THE LONG ROAD」(前作「SILVER SIDE UP」)
大幅ダウン。1stシングルカットは今までの流れを汲んでいてとても良い曲だが、明らかに捨て曲が大半を占めている。このバンドはここまでで限界と思われても仕方の無い作品。


・FUEL 「NATURAL SELECTION」(前作「SOMETHING LIKE HUMAN」)
中幅ダウン。前半はそこそこだが、後半ダレるという洋楽の典型。ニッケル同様、これで限界か。


・BLINK 182 「BLINK 182」(前作「TAKE OFF YOUR PANTS AND JACKET」)
中幅ダウン。無理に違うことをやろうとした結果、持ち味を完全に打ち消してしまった。良い意味でも悪い意味でもトムのサイドプロジェクトBOX CAR RACERの影響がところどころ感じられた。


THE OFFSPRING 「SPLINTER」(前作「CONSPIRACY OF ONE」)
大幅ダウン。これまた前作が良すぎたことを含めても痛過ぎである。短いし。もういい加減「プリティー・フライ」系の曲を無理に作る必要も無いと思うが。


PUDDLE OF MUDD 「LIFE ON DISPLAY」(前作「COME CLEAN」)
大幅ダウン。ニッケル同様、1stシングルカットは良いが、後が続かない。後半は完全にダレる。


以上酷かった7作品。次はきっと頑張ってくれるよ、と思えるほどやさしい人間ではないので次回作は買わないつもり。